先祖を想い、お墓を大切にするということ

お墓は先祖や故人との会話の場です

お墓は形ある礼拝の場です。お盆やお彼岸、何かの節目の際にお墓へ足を運ぶという方も多いのではないでしょうか。

お墓に向かって手を合わせ先祖や故人を想うと気持ちが通じたように感じられたり、重たかった心が軽くなったりします。

お墓は目には見えない先祖や故人との会話の場所なのです。

本当の先祖供養とは、私達が感謝の気持ちを持つこと

お墓は先祖・故人のやすらぎの場です。感謝の気持ちを込め、いつでもやすらいでもらえるような綺麗なお墓を保っていく事が私達の役目なのではないかと考えています。

先祖は遠い過去の存在ではない

闘病中の人が原因は分からないが突然快方に向かった事例や、交通事故で車が大破したが体はケガ一つないといった不思議な話を聞くとふと先祖のおかげであったのではと考えてしまう事があります。

“先祖”というと遠い過去の存在であると感じる方もいるかもしれませんが「目には見えないが先祖は私達を見守ってくれている」そんな風に感じる事がしばしばあります。


先祖がいて今の自分がいる…。

私達が今ここに存在をしているのは幾人もの先祖がいたからです。

十代遡るだけで千人以上の先祖がいるといいます。

想像もつかない人数ですが「誰か一人でも欠けていたら自分はいなかった」そう思うと、今の自分があることに自然と感謝の気持ちがわいてきます。

感謝のこころでお墓を見つめ直してみてください

あなたは「墓じまい」という言葉を聞いたことがありますか?

墓じまいとは無縁墓になるであろう(なってしまった)お墓を処分することです。

墓じまいをされる方は、核家族化して近親者がいなくなり、将来の管理へ不安を抱いて自分達が元気なうちにきっちりと整理しておきたいと考える方が大半ですが、中には本当に墓じまいが必要なのか疑問に思う時があります。

私の今までの経験ではやむを得ないお家がほとんどですが、代々受け継いできたお墓がなくなりお家のつながりが失われてしまう事は悲しい事です。

先祖供養の為に私達にできること

先祖に感謝し、故人を想い、供養をしていく為に何が出来るのか。お墓を大切にしていく為に私達には出来る事があります。

・お墓をきれいにするための修繕

お墓のずれ

お墓は形ある礼拝の場です。お墓には魂が宿ると言われており、先祖や故人の魂はお墓の中で眠っています。

お墓は建てたら終わり、というわけではなくどんなお墓も経年劣化と共に風化をする為、長く持たせる為には修繕が必要になってきます。

やすらぎの場であるお墓ですからいつも綺麗にしていたいですよね。

修繕の施工事例を更に見る

・想いを伝える為のお墓参り

お盆やお彼岸、お正月等の行事ごとや家族の集まる節目に「とりあえず」お墓参りへ行っていたという方も多いのではないでしょうか。

感謝の気持ち、自分の近況の報告等、想いを伝える為のお墓参りとして改めてお墓へ足を運んでみてください。

想いを込めてお墓参りをすると心が晴れてすっきりとした気分になります。

先祖への感謝の心でお墓と向き合ってみて下さい

お家が繁栄している方の多くでは、お墓参りを大切にし先祖供養をする事で、子孫の真心がこもった生気あるお墓となっています。

お墓は先祖であり親であります。子孫が近寄ることによって現世でも子が親に近寄るのです。親子が疎遠になる事は悲しい事です。

お墓は自然の土があってこそ生気も湧きます。炎天下での草引きは本当に大変です。しかしお墓の草を取るのが子孫の勤めではないでしょうか。

今一度、先祖への感謝の心でお墓と向き合ってみて下さい。